そしてヤマハL-10 [へたなギター]
つづいてヤマハのL-10
1981年製のヤマハL-10です。
サイドとバックがバリサンドルの、いわゆる後期型。
中学生の頃、とにかくこのギターには憧れました。
毎日ヤマハのカタログをみてたし。
購入したときは完全なオリジナルで、しかも信じられないくらいの美品!
以前にあるリペアマンのかたに見せたところ「奇跡のL-10」とほめていただきました。
前のオーナさんが大事にストックされていたものを譲っていただいただけで
自分はなんにもしていないんですが...
それでも、とても嬉しいことです。
しかーし!
その奇跡のL-10を、わたしは自分の手でチューニングしたのです。
といってもサドルとナットを自作し交換しただけですが。
サドルはもとにもどせばオリジナルになりますが、ナットは削ったので
オリジナルだと弦が1Fにふれてバズります。
まあ、そもそもナットは自分で弦高を下げるのに失敗し、先のリペアマンさんに
聞いて自作したのです。
ぼくはコレクターではなく、プレイヤーだと自分に言い聞かせて楽しんでいます。
(コレクターのかたはオリジナルにこだわります。)
もう少し弾きこんだら、前出のリペアマンさんのところにチューニングに
出したいとおもっています。
まずはマーチンから [へたなギター]
いま、マーチンD-35とヤマハL-10をもっています。
まずはマーチン
2003年製のD-35カスタム。
なにがカスタムかっていうと、オリジナルのトップがシトカスプルースでできて
いるのに対し、イングルマンスプルースをつかっていて、指板とブリッジが
黒色エボニーです。
いわゆる「いい材」なんでしょうか。
オリジナルをそんなに弾いたことがないので音にどれだけ影響があるかわかりません。
(きっぱり!)
あと、マーチンロゴがなんだか古いタイプ(?)らしいのと、ピックガードが
磨かれて面取りされているのが違うらしいです。
購入してから、ブリッジピンをエボニーにかえました。
これも、なんだかいいなぁっておもってかえただけで音の指向性はとくに
わかりません。
(またまた、きっぱり!)
トップのブリッジ下あたりが少しふくらんできているのが心配ですが、
弦高はまだまだ低いので、このギターの姿勢なんだと気にしないようにしています。
マーチン [へたなギター]
先にも書きましたが、ぼくの年代でギターをさわっていた人にとってマーチンは
特別な存在です。
最近では、より原語にちかい「マーティン」と記載されていることが多いのですが、
あえて当時の「マーチン」とするあたりもその名残だとおもいます。
こだわりがない人にとっては、まったくどうでもよいことですが、わざわさ
「マーティンではなく「マーチン」世代」なんていったりして区別する人もいます。
まあ、ある意味70年代アメリカの象徴のひとつであり、楽器以上の意味が
そこにあったのでしょう。
60年代生まれの僕にとっても、アメリカは絶対でした。
小学校低学年のころ、自分の持ち物のうち「Made in USA」を、だれが多く
もっているかをクラスできそったことがあり、パーカーのボールペンなんかは
ミヤマクワガタ級のヒーローでした。
自分が直接アメリカ文化に触れたのが、1975年。
始めて飛行機にのって沖縄に行きました。
米軍戦闘機を始めてみたり、自分たちが普段見かける京都あたりを旅行している
バックパーッカとは少し感じのちがうアメリカ人がレストランにいたり。
なんといっても、道路はまだ右側通行でした。
(1978年7月30日に左側通行に変更される)
1977年、始めてアメリカ入国。
といってもグアムですが...
そのとき、とにかく前年のお祭り騒ぎの影響がいたるところに残っていました。
1976年。
アメリカの建国200周年です。
はじめて自分の手に触れたマーチンは、D-35でもD-28でも、
ましてやD-45でもありませんでした。
自分がはじめて手にし音を出したのは。1976年の建国200周年を記念して
つくられたD-76でした。
D-76は、D-35をベースに1975年に200台、1976年に1776台の計1976台が生産されました。
当時、D-45(マーチンフラグシップモデル)の材料と職人がつくったD-35なんて
言われていました。
ではなぜD-76がほしくないのか? と思いますよね。
ひとつにデザインなんです。
あのヘッドにあしらった金色のイーグル。それから星型のポジションマーク。
もう少しかっこよくできなかったのかなぁ?
それから値段。
70年代のD-35が20万円台なのに対し、D-76は50万前後。倍近くします。
最後に、D-35ではないってこと。
いくらD-76がD-35をベースにしているとはいえ、D-35ではない。
やっぱりD-35がほしいのです。
とは言っても、両方かえるなら両方ほしいんだけど。
D-76は、音がとってもらしいし。
音がよくて、綺麗な1976年製D-35ってかなり探すの難しいだろうから、
デザインと値段に目をつぶっちゃうかも。
当分かえないだろうけど。
1976年製 マーチンD-35 [へたなギター]
初めて手に入れたギターは、81年製のヤマハFG-400でした。
トップがエゾ松単板であとはラミネート。
当時はそれ以外さわったこともなかったので気付かなかったけれど、
今思うとやたらに弦高がたかかったとおもう。
その頃のあこがれは、マーチンD-45にオーべーションアダマス。
京都の楽器店には実物なんてなく、雑誌やカタログでしかみたこと
がなかったけれど、ともに100万以上したような気がします。
とにかく雲の上の存在。
その次にくるのが、マーチンのD-28とD-35で、それぞれにファンが
いたりして。
D-28はアコースティックギターのスタンダードだし
そのポジションは揺るぎないモノなんだろうけど、
自分はスリーピースバックが美しいD-35が好きでした。
そもそも音なんて聞いたことなかったけど雑誌の記事から
イメージをふくらませて憧れていました。
あとはヤマハのL-10。
当時のヤマハのオール単板モデルのなかで一番安いモデルでしたが
その上のL-15とかにはあんまり興味がなかったかな。
そんな憧れもあり、その当時ほしくてたまらなかった1981年製の
ヤマハL-10を2年前に中古で購入。
(L-10は85年に製造中止されています。)
当時とほとんど変わらない値段でしたが、ニアミント状態の
個体でとっても自慢のギター。
それから止まらず2003年製D-35も...
トップがイングルマンのカスタムモデルです。
でも、
1976年製のD-35がほしい。
なぜかって?
それは次回に。