ヤマハ LA-57 CUSTOM [へたなギター]
マーチンのD-35を下取りに出したことは、前回記事にしたのですが
代わりに手に入れたのが、こちら。
ヤマハ1986年製「LA-57 CUSTOM」になります。
1982年から1990年まで製造されたLAシリーズの最高峰モデルで
当時のカタログには、以下のようなコメントとスペックが記載されていました。
「丹念なハンドクラフトわーく。
新しい響きを実現した
アーティストモデル。」
胴型 オリジナルLAタイプ
弦長 651mm
表板 最高級スプルース単板
裏・側板 最高級ハカランダ単板(裏板3ピース)
棹 マホガニー
指板・下駒 エボニー
糸巻 TM-30G
価格 350,000円(最高級ケース付)
こちらがハカランダの3ピースバックになります。
ヤマハの70年代後半から80年代中盤にかけての木材表示については
無印の「〇〇単板」と「高級〇〇単板」、そして「最高級〇〇単板」の三種類の
表記がされています。
表板なら「えぞ松単板」「高級えぞ松単板」「最高級えぞ松単板」といった具合。
裏・側板のハカランダやバリサンドルにも、無印/高級/最高級があり
ハカランダであれば、L-10(前期)やL-15(後期)では「ハカランダ」
L-15(前期)やL-31A、L-53(前/後期)では「高級ハカランダ」
L-55や、LA-57では「最高級ハカランダ」という表記がされています。
とはいえ、L-53は1975年からあるフラグシップモデルの一つで、当時から
不動の人気モデルです。
同じ「高級ハカランダ」表記でも、通常モデルのL-15(前期)と
カスタムモデルのL-53に同じグレードの材を使うとは考えにくく。
1980年からの後期型ラインナップでは、その上位にL-55が出てきて
当時、L-55は45万円、L-53は35万円と10万の値差がありました。
その値差をわかりやすく区別すつために「最高級」の表記が出てきた
とも考えられます。
そして、1982年にLAシリーズがでましたが、LA-57は「最高級ハカランダ」と
表記されていますが、値段はL-53と同じ35万円で販売されていました。
同じ値段で販売されていたカスタムモデルのL-53とLA-57で、本当にグレードの違う
ハカランダが採用されていたのか?というのも少し疑問です。
もちろん、L-53は大量のアバロンインレインが入っているし、表板の材も
L-53は「高級えぞ松」、LA-57は「最高級スプルース」と違いがあり
最高級スプルースの入荷価格が、高級えぞ松よりかなり安く手に入ってたり
アバロンインレインが少なかったりして、その分の原価を裏・側板に回せたとも
考えられなくもないですが。
あくまで私個人の意見ですが、L-53に採用されているハカランダは
L-55とは差があったかもしれませんが、LA-57とは同程度、またはそれ以上の
L-55に近いグレードのものが採用されていたのではないかと考えています。
つまり、名称の差は販売戦略(マーケティング)によるもの。
(あくまで個人の意見です)
まぁ、ヤマハのLシリーズ(後のLLシリーズ)とLAシリーズでは、ボディーサイズや
音の指向性が違うと思うので、その材だけを比較してもあまり意味がないかもしれません。
それに、ヤマハのハカランダ表記については、ハカランダとは書いてありますが
ブラジリアン・ローズウッドとは表記していないわけで、
その点においても、そもそも色々な意見があるようでして。(笑)
こちらがCUSTOMプレートのはいったヘッド。
L-55やL-53が、(特にL-53が)ヘッドから指板、ボディー回りにアバロンインレインが
入っているのに対して、LA-57はサウンドホール周りだけ。
このインレインの差が、もしかしたらハカランダの差に出たのかも・・・
(またその話?(笑))
そして、皮ラベル(テリー中本氏のサイン入り)
左側にシリアルナンバーの記載がありますが、写真では消しています。
当時のカタログも。
入手して、特に不具合はないのですが、若干弦高が高かったので
今、ナットとサドルの交換含め全体調整をお願いしていて、来月の中旬には帰ってくる予定。
私には、もったいないレベルのギターですので、これから大切にしていきたいと思います。
もちろん腕も上げないとです。(笑)
代わりに手に入れたのが、こちら。
ヤマハ1986年製「LA-57 CUSTOM」になります。
1982年から1990年まで製造されたLAシリーズの最高峰モデルで
当時のカタログには、以下のようなコメントとスペックが記載されていました。
「丹念なハンドクラフトわーく。
新しい響きを実現した
アーティストモデル。」
胴型 オリジナルLAタイプ
弦長 651mm
表板 最高級スプルース単板
裏・側板 最高級ハカランダ単板(裏板3ピース)
棹 マホガニー
指板・下駒 エボニー
糸巻 TM-30G
価格 350,000円(最高級ケース付)
こちらがハカランダの3ピースバックになります。
ヤマハの70年代後半から80年代中盤にかけての木材表示については
無印の「〇〇単板」と「高級〇〇単板」、そして「最高級〇〇単板」の三種類の
表記がされています。
表板なら「えぞ松単板」「高級えぞ松単板」「最高級えぞ松単板」といった具合。
裏・側板のハカランダやバリサンドルにも、無印/高級/最高級があり
ハカランダであれば、L-10(前期)やL-15(後期)では「ハカランダ」
L-15(前期)やL-31A、L-53(前/後期)では「高級ハカランダ」
L-55や、LA-57では「最高級ハカランダ」という表記がされています。
とはいえ、L-53は1975年からあるフラグシップモデルの一つで、当時から
不動の人気モデルです。
同じ「高級ハカランダ」表記でも、通常モデルのL-15(前期)と
カスタムモデルのL-53に同じグレードの材を使うとは考えにくく。
1980年からの後期型ラインナップでは、その上位にL-55が出てきて
当時、L-55は45万円、L-53は35万円と10万の値差がありました。
その値差をわかりやすく区別すつために「最高級」の表記が出てきた
とも考えられます。
そして、1982年にLAシリーズがでましたが、LA-57は「最高級ハカランダ」と
表記されていますが、値段はL-53と同じ35万円で販売されていました。
同じ値段で販売されていたカスタムモデルのL-53とLA-57で、本当にグレードの違う
ハカランダが採用されていたのか?というのも少し疑問です。
もちろん、L-53は大量のアバロンインレインが入っているし、表板の材も
L-53は「高級えぞ松」、LA-57は「最高級スプルース」と違いがあり
最高級スプルースの入荷価格が、高級えぞ松よりかなり安く手に入ってたり
アバロンインレインが少なかったりして、その分の原価を裏・側板に回せたとも
考えられなくもないですが。
あくまで私個人の意見ですが、L-53に採用されているハカランダは
L-55とは差があったかもしれませんが、LA-57とは同程度、またはそれ以上の
L-55に近いグレードのものが採用されていたのではないかと考えています。
つまり、名称の差は販売戦略(マーケティング)によるもの。
(あくまで個人の意見です)
まぁ、ヤマハのLシリーズ(後のLLシリーズ)とLAシリーズでは、ボディーサイズや
音の指向性が違うと思うので、その材だけを比較してもあまり意味がないかもしれません。
それに、ヤマハのハカランダ表記については、ハカランダとは書いてありますが
ブラジリアン・ローズウッドとは表記していないわけで、
その点においても、そもそも色々な意見があるようでして。(笑)
こちらがCUSTOMプレートのはいったヘッド。
L-55やL-53が、(特にL-53が)ヘッドから指板、ボディー回りにアバロンインレインが
入っているのに対して、LA-57はサウンドホール周りだけ。
このインレインの差が、もしかしたらハカランダの差に出たのかも・・・
(またその話?(笑))
そして、皮ラベル(テリー中本氏のサイン入り)
左側にシリアルナンバーの記載がありますが、写真では消しています。
当時のカタログも。
入手して、特に不具合はないのですが、若干弦高が高かったので
今、ナットとサドルの交換含め全体調整をお願いしていて、来月の中旬には帰ってくる予定。
私には、もったいないレベルのギターですので、これから大切にしていきたいと思います。
もちろん腕も上げないとです。(笑)
2020-07-23 13:44
コメント(0)
コメント 0